1. ホーム
  2. わかやま林業ノート
  3. 「林業という選択をしてよかったと思っています。」
「林業という選択をしてよかったと思っています。」

「林業という選択をしてよかったと思っています。」

  • Iターン
  • きのくにフォレスター
  • フォレストワーカー
  • 林業の可能性
  • 林業大学校
  • 森林プランナー

本当にやりたい仕事ってなんだろう?

数ある仕事の中から、これだ!と思える仕事に出会えたら、それは本当に素晴らしいことかもしれません。

神奈川県出身、金融関係の仕事をしていた杉木達哉(すぎきたつや)さんが、和歌山県で林業の仕事をすることを決めたのは、「林業には可能性がある」と思ったからだそう。

杉木さんが考える、和歌山で林業に携わる面白さを教えてもらいました。

子ども時代からの経験が林業に繋がる

杉木さんは、神奈川県横浜市で生まれ。1年前に和歌山県農林大学校を卒業して、清水森林組合に勤務しています。より基本的な技術を身につけられるように、フォレストワーカー制度を利用して研修に参加しました。

幼少期はボーイスカウトに参加し、森の中に入ってアクティビティをするのが好きだったそうです。大学時代は、経済学を専攻。在学中にワンガリ・マータイさんの活動に感銘を受け、農業と林業を合わせる「アグロフォレストリー」のことなど色々組み合わせて勉強しました。

卒業後は金融関係の仕事に従事。2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、これからの人生を見つめ直すことになったそうです。

「これまでの経験からでしょうね、インスピレーションで林業が出てきたんです。今になって考えてみると、分野は違えど、ファイナンシャルプランナーの考え方は森林プランナーとしても活かせられるかもしれないなと思っています。」

林業に携わるなら、和歌山県がダントツ

さらに気になるところは、どうして和歌山県だったのかというところ。

「言ってしまうと、ノリと勢いです。 」と笑みがこぼれました。林業を考えた当初、和歌山県という選択肢は全く頭になかったのだとか。

「2020年の9月、名古屋市で開催された森林ガイダンスに参加しました。その時、和歌山県の担当の方から4時間くらいぶっ通しで話を聞き、あれはなんだったんだ!?ということだけが頭に残っていて。笑 それからなんとなく和歌山のことを調べ出すと、とてもユニークな地域かもしれないと思い始めたんです。」

まずは、地理的なこと。南紀には、白浜空港があり東京まで約1時間。 東京や大阪で開催される林業の勉強会に出席するにしても、案外近いことを発見したそうです。さらにキーワードとなったのは、熊野三山、高野山、紀州備長炭、ロケット、企業の森、大学の研究林。

林業について学ぶことができる林業大学校がある都道府県を調べ、自分なりに比較したところ、和歌山県がダントツ1位だったとのこと。

「これはもう、和歌山県の林業に飛び込んじゃえってなりました。」

林業には可能性がある

飛び込んだ林業の世界はどうだったのでしょう?

「今1番面白いと思うのは、伐倒作業です。うまくいく時といかない時の差が激しいので、作業1つ1つ、細かいところまで気を配らなければなりません。木を切ったら、木を出す作業があり、次の手順、次の人が作業しやすいように考える必要もあります。

前職の時、お金のことやお客さんとの関係など暗中模索でやってたことを思うと、山の仕事ならではの厳しさはありますが、目の前でスパッと結果が出るのは気持ちがいいです。

さらに、木は建材だけじゃなく資源としても使える道が広がってきています。職種についても、ドローンのようなIT系を組み合わせるなどまだまだ可能性があります。未知数ではありますが、そこが面白いですよね。今のところ、林業を選択してよかったなと思っています。」

まずはしっかりと土台を固め、いろいろな人との交流を深めつつ、技術と人を繋げていけるような林業人になりたいと話してくれました。