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仕事の選択肢を広げよう!「わかやま林業就業サポート講習」

仕事の選択肢を広げよう!「わかやま林業就業サポート講習」

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和歌山県では、わかやま林業就業サポート講習を実施しています。林業に関心がある人に、どんな仕事かを体験してもらうプログラムです。1日コース、6日間コース、11日間コースがあり、林業に触れる入門からチェーンソーの資格取得、実地体験や林業関連施設の見学など、内容が充実しています。

今回は、6日間コースで講習に参加されている方に、参加したきっかけや講習で得られることなど、お話を伺いました。

講習会に参加したきっかけは?

長尾さん 毎年夏になると家族で白浜に旅行で来ていて、いつか白浜に住めたらいいなと思っています。定年まで今の仕事を頑張るつもりでしたが、早期退職して移住するのもいいかなと思い始めました。移住してからの仕事の1つとして林業を考えています。知識を身に付けたくて参加しました。

北野さん 林業ってかっこいい、魅力的な仕事だなとぼんやり思っていました。

1月の末に、林業の就職相談会のようなものがあって、父親が行くというので同行しました。その時に、今回の講習を知りました。いいなと思う気持ちばかりが先行しているので、実際の現場で、作業の現実と自分の中のイメージを擦り合わせたくて申し込みました。

講習会ではどんなことが得られましたか?

北野さん 最初の3日間は、チェーンソーの取り扱いに関することを学びました。手入れの仕方や、どんな危険性があるかということなどです。チェーンソーの資格取得に関する説明もありました。

後半は、見学と実習。昨日は、現場に行って木を切るところを見せてもらいました。その後、製材所や木の競りの市場にも行き、木が山で生えているところからどういう流れで製品になるのかを知ることができた感じです。

最終日は、講習全体の振り返りと、質問ができる時間です。

長尾さん 作業の現場を見せてもらえたのはよかったですね。

山に入りチェーンソーを使った作業をする予定の日は、あいにくの雨天のために施設内での実習になりました。山を想定した傾斜伐倒演習機を使っての実践、合わせ切りの練習です。

今までチェーンソーを一度も触ったことがありません。各部の名称もそう簡単には覚えられないですね。危険を伴う作業だということは十分に理解できました。

講習会に参加して意外だったところは?

北野さん 山で実際に木を切るところを見て、やっぱりかっこいいなと思いました。思っていたものは間違ってなかったです。でも、地形は想像以上で、山によっては勾配がかなりきついということがわかりました。

林業に携わる人はみなさん職人なので、「見て覚えろ」的な厳しい感じかと思っていましたが、とても丁寧に教えてくれました。
林業は命に関わる仕事だということも身に染みました。

滞在期間はどんな風に過ごしましたか?

長尾さん 朝、ここに来て勉強と実習。そして、それぞれに帰るという感じです。昨日の夜、初めて参加者さんと夕飯を食べに行きました。

宿泊先などは各自で手配します。宿泊費の補助があるので、遠方からでも参加しやすかったです。

講習で学んだことをどのように活かせられそうですか?

北野さん 今大学2回生です。チェーンソーを取り扱える資格が取得できたので、これから仕事について考える上で選択肢を広げられたと思います。造園業などにも役立ちそうなので、ゆっくり決めていきたいです。

長尾さん 第二の人生、まだ決まっていないことが多いですが、今回の講習で得たことを何かに活かせられたらいいなと思っています。

林業就業サポート講習の詳細はこちら
講習は無料。事前申込が必要です。